
▼目次
▼目標(ゴール)
VMware Workstation Pro上にTrueNAS SCALE(仮想マシン)を構築し、ストレージプールの作成まで実施します。
▼関連用語
※※ 執筆中。。※※
▼システム要件
構成
コンポーネント構成
- ①自宅デスクトップPC
- ②TrueNAS SCALEサーバ
構成図


導入ソフトウェア
①自宅デスクトップPC
| ソフトウェア | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| Windows11 | Windows 11 Home 24H2 | - |
| VMware(R) Workstation 17 Pro | 17.6.2 build-24409262 | - |
②TrueNAS SCALEサーバ
| ソフトウェア | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| TrueNAS SCALE | 24.10.2.1 | - |
必要スペック(最小)
※あくまでも起動するために必要最低限のスペックであり、必要スペックは場合によって変わります。(自宅デスクトップPCは使用しているPCのスペックを記載しています。)
①自宅デスクトップPC
| コンポーネント | CPU | RAM | Root Disk | Data Disk |
|---|---|---|---|---|
| 自宅デスクトップPC | AMD Ryzen 7 3700X 8-Core Processor (3.60 GHz) | 64.0GB | 500GB | 4TB (SSD) |
②TrueNAS SCALEサーバ
| コンポーネント | CPU | RAM | Root Disk | Data Disk |
|---|---|---|---|---|
| TrueNAS SCALE | 2コア | 8GB | 16 GB (SSD) | ※任意(本記事では200GB × 4) |
スペック参考資料
- TrueNAS SCALEサーバ
www.truenas.com
各種パラメータ設定
※ (★)はデフォルト値になります。
①自宅デスクトップPC
| ホスト名 | IPv4/プレフィックス長 | デフォルトGW | DNS | NTP | プロキシ |
|---|---|---|---|---|---|
| (★) - |
192.168.1.50/24 | 192.168.1.30 | 8.8.8.8 | (★) time.windows.com |
(★) - |
②TrueNAS SCALEサーバ
| ホスト名 | IPv4/プレフィックス長 | デフォルトGW | DNS | NTP | プロキシ |
|---|---|---|---|---|---|
| truenas | 192.168.1.90/24 | (★) - |
(★) - |
(★) ※以下参照 |
(★) - |
NTP設定はデフォルトで以下同期先となっています。(デフォルトGW、DNS設定がないので時刻同期はされていないと思います。)
- 0.debian.pool.ntp.org
- 1.debian.pool.ntp.org
- 2.debian.pool.ntp.org

ファイアウォール設定
①自宅デスクトップPC
| ポート/プロトコル | サービス | 送信元(src) | 送信先(dest) | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| In | - | - | - | - | - |
| Out | - | - | - | - | - |
②TrueNAS SCALEサーバ
| ポート/プロトコル | サービス | 送信元(src) | 送信先(dest) | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| In | - | - | - | - | - |
| Out | - | - | - | - | - |
▼構築手順
TureNAS SCALEのisoファイルダウンロード
- Download TrueNAS Community Edition - Data Storage Softwareからログインします。その後、【Download STABLE】をクリックし、TrueNASのisoファイルをダウンロードします。

VMware Workstation Pro 上でTrueNAS SCALE起動
VMware Workstation Proにて、【ファイル】>【新しい仮想マシン(N)…】から【新しい仮想マシンウィザード】を開き、【次へ】をクリックします。

【仮想マシンの名前】画面にて、以下項目を入力します。
- 仮想マシン名: ※任意
- 場所: ※仮想マシンデータの格納先

【ゲストOSのインストール】画面にて、【インストーラディスクイメージファイル(iso)】にTrueNASのisoファイルを指定し、【次へ】をクリックします。

【ゲストOSの選択】画面にて、以下項目を選択します。
- ゲストOS: Linux
- バージョン: Debian 12.x 64ビット(TrueNAS SCALEはDebianベースのため)

【ディスク容量の指定】画面にて、ディスク最大サイズを入力し、【次へ】をクリックします。

【仮想マシンを作成する準備完了】画面にて、【ハードウェアをカスタマイズ】をクリックし、【ハードウェア】画面を開きます。
その後、以下項目の設定値に変更し、【閉じる】をクリックします。- メモリ: 8GB
- ネットワークアダプタ: ブリッジ(自動)

【仮想マシンを作成する準備完了】画面にて、設定内容を確認し【完了】をクリックします。

【この仮想マシンをパワーオンする】をクリックします。

TrueNASのセットアップ
【Start TrueNAS SCALE Installation】を選択し、【Enter】を押下します。

【TrueNAS 24.10.2.1 Console Setup】画面にて、【Install/Upgrade】を選択し、【Enter】を押下します。

TrueNASをインストールするドライブを【Space】で選択します。
その後、【OK】を選択し【Enter】を押下する。
【Yes】を選択し、【Enter】を押下します。

WebUIの認証方法設定をするため、【Administrative user (truenas_admin)】を選択する。その後、【OK】を選択し、【Enter】を押下します。

「truenas_admin」ユーザのパスワードを設定します。
(※パスワード設定時はUSキーボード配列になっているので注意します。)
【Yes】を選択し、【Enter】を押下します。

インストール完了後、【OK】を選択し【Enter】を押下します。

システムを再起動するため【Reboot System】を選択します。その後、【OK】を選択し、【Enter】を押下します。

【TrueNAS Scale GNU/Linux 24.10.2.1】を選択し、【Enter】を押下します。

TrueNASのCUIが表示されることを確認します。その後、「Configure network interfaces」へ遷移するため、【1】を入力し【Enter】を押下します。

【Network Interfaces】画面にて、【Enter】を押下します。

【Update Network Interface】画面にて、以下項目の設定をし、【save】を選択し、【Enter】を押下します。
- ipv4_dhcp: No
- ipv6_dhcp: No
- aliases: 192.168.1.90/24

【Network Interfaces】画面にて、ネットワーク設定を適用させるため【a】を押下します。

【Network Interfaces】画面にて、ネットワーク設定適用を維持するため60秒以内に【p】を押下します。

【Network Interfaces】画面にて、【q】を押下し画面を閉じます。

設定したIPアドレスでブラウザからTrueNASのWebUIにアクセスし、以下項目を入力し【Log In】をクリックします。

WebUIにログインできることを確認します。

TrueNASでストレージプール作成
【Storage】>【Disks】をクリックします。

「boot-pool」の20GBディスクしか認識していないことを確認します。

CLIにて【Shutdown】します。

VMware Workstation Pro側で【仮想マシンの設定を編集する】をクリックします。

【仮想マシン設定】にて、【追加】をクリックします。

【ハードウェア追加ウィザード】>【ハードウェアの種類】にて、【ハードディスク】を選択し【次へ】をクリックします。

【ディスクタイプの選択】画面にて、【SCSI(S) (推奨)】を選択し【次へ】をクリックします。

【ディスクの選択】にて、【仮想ディスクの新規作成】を選択し、【次へ】をクリックします。

【ディスク容量の指定】にてディスク最大サイズを入力し、【次へ】をクリックします。

【ディスクファイルの指定】にて、【完了】をクリックします。

ハードディスクが追加されたことを確認します。

同様に4台分ハードディスクを追加します。

再びTrueNASサーバを起動し、WebUI上で作成したディスクが認識されていることを確認します。

【Storage】>【Create pool】をクリックします。

作成するpoolのNameを入力します。

Layoutを選択し、【Save And Go To Review】をクリックします。(poolを作成するだけであれば、この手順までの設定で十分です。)
※※ Layoutの種類について執筆中。。※※

設定内容を確認し、【Create Pool】をクリックします。

Poolが作成されたことを確認します。

▼参考
kirishima.it kirishima.it ja.wikipedia.org kirishima.it