
▼目次
▼目標(ゴール)
Windows Server 2022上にDeep Security Managerを構築します。本記事では、SQL Server Expressの構築までを実施します。(DNSサーバ有り。)
▼関連用語
※※ 執筆中。。※※
▼システム要件
構成
コンポーネント構成
- ①自宅デスクトップPC
- ②Deep Security Managerサーバ
※DNSサーバは省略
構成図


導入ソフトウェア
①自宅デスクトップPC
| ソフトウェア | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| Windows11 | Windows 11 Home 24H2 | - |
| VMware(R) Workstation 17 Pro | 17.6.2 build-24409262 | - |
②Deep Security Managerサーバ
| ソフトウェア | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| Windows Server 2022 | 21H2 (OSビルド 20348.587) | - |
| VMware Tools | VMware Tools 12.5.1 build 24649672 | - |
| SQLServer Express | 16.0.1000.6 | - |
| SQL Server Management Studio (SSMS) | 20.2.37.0 | - |
必要スペック(最小)
※あくまでも起動するために必要最低限のスペックであり、必要スペックは場合によって変わります。(自宅デスクトップPCは使用しているPCのスペックを記載しています。)
①自宅デスクトップPC
| コンポーネント | CPU | RAM | Root Disk | Data Disk |
|---|---|---|---|---|
| 自宅デスクトップPC | AMD Ryzen 7 3700X 8-Core Processor (3.60 GHz) | 64.0GB | 500GB | 4TB (SSD) |
②Deep Security Managerサーバ
| コンポーネント | CPU | RAM | Root Disk | Data Disk |
|---|---|---|---|---|
| Windows Server 2022 | ⚪︎ ※確認できず2コアとします |
⚪︎ 2 GB |
⚪︎ 32GB |
※任意 |
| Deep Security Manager | ⚪︎ 2コア |
⚪︎ 16 GB |
⚪︎ 200GB |
※任意 |
| SQLServer Express | ⚪︎ ※確認できず1コアとします |
⚪︎ 512 MB |
⚪︎ 10GB ※SQL Server Expressは10GB制限あり |
※任意 |
| SQL Server Management Studio (SSMS) | × 4コア |
× 4 GB |
〇 4GB |
※任意 |
| 合計 | 5コア | 18.5GB | 246GB | ※任意 |
スペック参考資料
Windows Server 2022
learn.microsoft.comDeep Security Manager
help.deepsecurity.trendmicro.comSQLServer Express
learn.microsoft.comSQL Server Management Studio (SSMS)
learn.microsoft.com
各種パラメータ設定
※ (★)はデフォルト値になります。
①自宅デスクトップPC
| ホスト名 | IPv4/プレフィックス長 | デフォルトGW | DNS | NTP | プロキシ |
|---|---|---|---|---|---|
| (★) - |
192.168.1.50/24 | 192.168.1.30 | 192.168.1.121, 8.8.8.8 | (★) time.windows.com |
(★) - |
②Deep Security Managerサーバ
| ホスト名 | IPv4/プレフィックス長 | デフォルトGW | DNS | NTP | プロキシ |
|---|---|---|---|---|---|
| winserv01 | 192.168.1.150/24 | 192.168.1.30 | 192.168.1.121, 8.8.8.8 | (★) time.windows.com |
(★) - |
ファイアウォール設定
①自宅デスクトップPC
| ポート/プロトコル | サービス | 送信元(src) | 送信先(dest) | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| In | - | - | - | - | - |
| Out | - | - | - | - | - |
②Deep Security Managerサーバ
| ポート/プロトコル | サービス | 送信元(src) | 送信先(dest) | |
|---|---|---|---|---|
| In | 1433/tcp | - | - | - |
| 1434/udp | - | - | - | |
| Out | - | - | - | - |
▼構築手順
事前注意点
- WindowsUpdateの更新やVC++のインストールをしないと、DeepSecurityエージェントのインストールが出来ず、マネージャだけ入ってしまうかもしれないです。
- 各種ソフトウェアインストール時にインターネット接続が必要です。
DNSサーバ(PowerDNS Authoritativeサーバ)の構築・レコード設定
以下過去記事を参考にDNSサーバ(PowerDNS Authoritative Server)を構築します。 tokoro10.net
DNSサーバに以下レコードを追加します。

デスクトップPCの【インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ】画面にて、DNSサーバ設定を以下項目のように設定します。(別途構築したDNSサーバのIPアドレスを設定)

Windows Server 2022の構築
以下過去記事を参照し、Windows Server 2022の構築をします。 tokoro10.net
IPアドレスは任意のスタティックIPアドレスへ変更します。(本記事では192.168.1.150で設定しています。)
各種インストーラをダウンロード
Deep Security長期サポートソフトウェア| Deep SecurityからDeep Securityマネージャのインストーラをダウンロードします。

SQL Server ダウンロード | MicrosoftからSQL Server Expressのインストーラをダウンロードします。

SQL Server Management Studio をインストールする | Microsoft LearnからSQL Server Management Studio (SSMS)のインストーラをダウンロードします。

別サーバで各種インストーラをダウンロードした場合は、リモートデスクトップで転送します。(※リモートデスクトップホスト側の「リモートデスクトップを有効にする」をオンにするだけで、「Administrator」ユーザでリモートデスクトップ接続できます。)

Firewallの受信ポート設定
【Windowsセキュリティ】画面にて、【詳細設定】をクリックし、【Windows Defender ファイアウォール】を開きます。

【受信の規則】>【新しい規則】をクリックします。【規則の種類】画面にて「ポート」を選択し、【次へ】をクリックします。

【プロトコルおよびポート】画面にて、「TCP」を選択し、「特定のローカルポート」に「1433」を入力します。その後、【次へ】をクリックします。

【操作】画面にて、【次へ】をクリックします。

【プロファイル】画面にて、「パブリック」は選択を外し、【次へ】をクリックします。

【名前】画面にて、任意の名前を入力し、【完了】をクリックします。

上記までの手順を繰り返し、「1434/UDP」の受信規則も作成します。

最終的に「1433/TCP」「1434/UDP」の受信規則が作成されたことを確認します。

SQLServer Expressを構築
ダウンロードしたSQL Server Expressのインストーラを実行します。(※インストール時はインターネット接続必須となります。)

インストールの種類は【カスタム(C)】をクリックします。

【インストール】をクリックします。

インストール完了するまで待機します。

【SQL Server インストールセンター】画面にて、「SQL Server の新規スタンドアロンインストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加」をクリックします。

【ライセンス条項】画面にて、「ライセンス条項」に同意し、【次へ】をクリックします。

【Microsoft Update】画面にて、「Microsoft Update を使用して更新プログラムを確認する (推奨)」をチェックし、【次へ】をクリックします。

【インストールルール】画面にて、【次へ】をクリックします。

【機能の選択】画面にて、【次へ】をクリックします。

【インスタンスの構成】画面にて、以下項目を入力し、【次へ】をクリックします。
- 名前付きインスタンス: ※任意
- インスタンス: ※任意

【サーバーの構成】画面にて、【照合順序】>【カスタマイズ】をクリックします。「大文字と小文字を区別する」にチェックを入れ、【OK】>【次へ】をクリックします。

【データベースエンジンの構成】画面にて、以下項目を入力し【次へ】をクリックします。
- 認証モード: 混合モード(SQL Server認証とWindows認証)
- パスワードの入力: ※任意
- パスワードの確認入力: ※任意

【完了】画面にて、【閉じる】をクリックします。

続きの手順は以下記事になります。
▼参考
help.deepsecurity.trendmicro.com