▼目次

▼目次
▼目標（ゴール）
▼用語
▼システム要件
▼構築手順
▼参考

▼目標（ゴール）

VMware Workstation Pro上のvSphere ESXi 8にVMware Photon OSを構築します。 VMware Photon OSへSSH接続するまでを実施します。

▼用語

※※ 執筆中。。※※

▼システム要件

構成

コンポーネント構成

①自宅デスクトップPC
②VMware Photon OSサーバ

構成図

※※ 執筆中。。※※

導入ソフトウェア

①自宅デスクトップPC

ソフトウェア	バージョン	備考
Windows11	Windows 11 Home 24H2	-
VMware(R) Workstation 17 Pro	17.6.2 build-24409262	-

②VMware Photon OSサーバ

ソフトウェア	バージョン	備考
VMware Photon OS	Linux photon-serv 6.1.10-11.ph5 #1-photon SMP PREEMPT_DYNAMIC Tue Apr 25 00:04:28 UTC 2023 x86_64 GNU/Linux	-

必要スペック（最小）

※あくまでも起動するために必要最低限のスペックであり、必要スペックは場合によって変わります。（自宅デスクトップPCは使用しているPCのスペックを記載しています。）

①自宅デスクトップPC

コンポーネント	CPU	RAM	Root Disk	Data Disk
自宅デスクトップPC	AMD Ryzen 7 3700X 8-Core Processor (3.60 GHz)	64.0GB	500GB	4TB (SSD)

②VMware Photon OSサーバ

コンポーネント	CPU	RAM	Root Disk	Data Disk
VMware Photon OS	1コア	512MB	512MB	※任意

スペック参考資料

VMware Photon OS www.ionos.com virtualizationdojo.com

各種パラメータ設定

※ (★)はデフォルト値になります。

①自宅デスクトップPC

ホスト名	IPv4/プレフィックス長	デフォルトGW	DNS	NTP	プロキシ
(★) -	192.168.1.50/24	192.168.1.30	8.8.8.8	(★) time.windows.com	(★) -

②VMware Photon OSサーバ

ホスト名	IPv4/プレフィックス長	デフォルトGW	DNS	NTP	プロキシ
photon-srv	192.168.1.110/24	192.168.1.30	8.8.8.8	(★) ※以下参照	(★) -

NTPサーバは「216.239.35.8 (time3.google.com)」を参照している模様。

root@photon-serv [ ~ ]# timedatectl status
               Local time: Sat 2025-09-06 10:40:13 UTC
           Universal time: Sat 2025-09-06 10:40:13 UTC
                 RTC time: Sat 2025-09-06 10:40:13
                Time zone: UTC (UTC, +0000)
System clock synchronized: yes
              NTP service: active
          RTC in local TZ: no
root@photon-serv [ ~ ]# timedatectl timesync-status
       Server: 216.239.35.8 (time3.google.com)
Poll interval: 17min 4s (min: 32s; max 34min 8s)
         Leap: normal
      Version: 4
      Stratum: 1
    Reference: GOOG
    Precision: 1us (-20)
Root distance: 76us (max: 5s)
       Offset: +432us
        Delay: 40.552ms
       Jitter: 1.562ms
 Packet count: 6
    Frequency: +3.142ppm

ファイアウォール設定

①自宅デスクトップPC

	ポート/プロトコル	サービス	送信元（src）	送信先（dest）	備考
In	-	-	-	-	-
Out	-	-	-	-	-

②VMware Photon OSサーバ

	ポート/プロトコル	サービス	送信元（src）	送信先（dest）	備考
In	22/tcp	ssh	-	-	-
Out	-	-	-	-	-

▼構築手順

VMware Workstation Pro上でVMware ESXi 8構築

以下過去記事を参考に構築します。
tokoro10.net

②VMware Photon OSサーバの起動

以下リンクからISOファイルをダウンロードします。 https://github.com/vmware/photon/wiki/Downloading-Photon-OS
VMware Photon OSのisoファイルをESXiのデータストアへアップロードします。
【新規仮想マシン】>【作成タイプの選択】画面にて【新規仮想マシンの作成】を選択し、【次へ】をクリックします。
【名前とゲストOSの選択】画面にて、以下項目について入力します。
- 名前：　※任意
- 互換性：　※最新を選択
- ゲストOSファミリ：　Linux
- ゲストOSのバージョン：　VMware Photon OS (64 ビット)
【ストレージの選択】画面にて作成する仮想マシンデータの格納先を選択し、【次へ】をクリックします。
【設定のカスタマイズ】画面にて、以下項目を設定し、【次へ】をクリックします。
- CD/DVDドライブ1：　データストアISOファイル
- CD/DVDメディア：　※アップロードしたISOファイル
【設定の確認】画面にて、設定した内容を確認し、【完了】をクリックします。
作成した仮想マシンを起動するため、【パワーオン】をクリックします。
VMware Workstation Pro上で操作するため、【コンソール】>【リモートコンソールを起動】をクリックします。

②VMware Photon OSサーバのセットアップ

【Photon installer boot menu】画面にて、「Install」を選択し【Enter】を押下します。
【Welcom to the Photon installer】画面にて、「Accept」を選択し【Enter】を押下します。
【Select a disk】画面にて、「Auto」を選択し【Enter】を押下します。
【Select Installation】画面にて、「1. Photon Minimal」を選択します。「Next」を選択し【Enter】を押下します。
【Network Configuration】画面にて、「Configure network manually」を選択し【Enter】を押下します。
ポップアップした画面にて、以下項目を設定します。「OK」を選択し【Enter】を押下します。
- IP Address：　192.168.1.110
- Netmask：　255.255.255.0
- Gateway：　192.168.1.30
- Nameserver：　8.8.8.8
【Select Linux kernel to install】画面にて、「Generic」を選択します。「Next」を選択し【Enter】を押下します。
※本記事では「Generic」で構築していますが、ESXi上で構築しているため「VMware hypervisor optimized」（VMwareハイパーバイザー向けに最適化されたカーネルをインストールするオプション）を選択した方がよいです。
【Choose the hostname for your system】画面にて、「Hostname」を入力します。「Next」を選択し【Enter】を押下します。
【Set up root password】画面にて、「Root password」を入力します。「Next」を選択し【Enter】を押下します。
※USキーボード配列なので注意する。
【Confirm root password】画面にて、「Root password」を再度入力します。「Next」を選択し【Enter】を押下します。
【Confirm】画面にて、「Yes」を選択し【Enter】を押下します。インストール完了を待ちます。
【Installing Photon】画面にて、【Enter】を押下しVMware Photon OSを起動します。
VMware Photon OSのコンソール画面が表示され、ユーザ名とパスワードを入力しログインできることを確認します。

SSH接続設定

以下いずれかのコマンドを実行し、IPアドレスを確認します
```
root@photon-serv [ ~ ]# ip addr show
```
or
```
root@photon-serv [ ~ ]# ip a
```

「/etc/ssh/sshd_config」の「PermitRootLogin no」の記述を「PermitRootLogin yes」に変更します。

root@photon-serv [ ~ ]# vi /etc/ssh/sshd_config

～～（中略）～～
PermitRootLogin yes
～～（中略）～～

以下コマンドを実行し、SSH サーバーを起動し、自動起動有効化も設定します。

root@photon-serv [ ~ ]# systemctl start sshd
root@photon-serv [ ~ ]# systemctl enable sshd
root@photon-serv [ ~ ]# systemctl status sshd

以下コマンドを実行し、ファイアウォール設定SSHポート（tcp/22）を開放します。

root@photon-serv [ ~ ]# systemctl status iptables
root@photon-serv [ ~ ]# iptables -I INPUT -p tcp --dport 22 -j ACCEPT    # iptablesでSSHポートを開放
root@photon-serv [ ~ ]# iptables-save > /etc/systemd/scripts/ip4save    # 設定を永続化
root@photon-serv [ ~ ]# systemctl restart iptables

TeratermからのSSH接続

Teratemを起動し、接続先（VMware Photon OS）のIPを入力し、【OK】をクリックします。
【セキュリティ警告】画面にて、【続行】をクリックします。
【SSH認証】画面にて、以下項目を設定し、【OK】をクリックします。
- ユーザ名：　※VMware Photon OSのユーザ名（今回はroot）
- パスフレーズ：　※VMware Photon OSのユーザ名に対応するパスワード
コンソール画面にて、rootユーザでSSH接続できていることを確認します。